当ブログでは、『スレイヤーズREVOLUTION』『スレイヤーズEVOLUTION-R』の感想を中心に、スレイヤーズについて延々と暑苦しく率直に語っております(笑) 最近はスレイヤーズフィギュア紹介ページみたいになってますがw
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(16:29掲載)
今週末は旅行に行きたい気もしていましたが、やっぱりもうそれどころではないですね(笑)
(22:59追記)
書き忘れてましたが……最近、いただける拍手の数が多くてうれしいかぎりです。
それにしても、10話の初見の印象に5拍手とは……一体なにゆえ…?(笑)
とはいえ、話を追った感想のほうも、気合を入れて書かないと…という気になります♪
なお、10話後半の感想は、明日夜の掲載を目標にしています。


遅くなりましたが、以下、EVO-R10話の、話を追ったネタバレ感想前半分です。


今回の感想は、本来なら今日の寝る前に掲載することもできたのですが、ゼルガディスやレゾについての記憶が薄れている部分もあり、そのままだと6話感想のような薄味の感想になりかねなかったので、本日、原作本編1巻を読み返しました(笑)
今回も読むのに4時間くらいかかりましたので、それもあって掲載が遅くなってしまいました(汗)
ただ、一部に記憶違いがあったりしたので、やはり読み返しておいてよかったです♪


■第10話 WISDOM 帰らぬ時を求めて!
※今回は過去の回想シーンがありましたが、そこでのセリフを順番通りに書くと、映像なしでは意味が通じづらい場面もあるので、一部は順番を入れ替えています。

まず、今回の冒頭では、前回のあらすじがなかったことから、いよいよ話が本格的に動き出しそう…と感じられました。
ただ、前回のことがあったので、いちおう油断はしないでおきましたが(笑)



森の中の小屋で眠るリナたち。
お約束通り(?)、その並びについて触れますと…。
左から、ガウリイの装備、ガウリイ、ゼルガディスの剣、ゼルガディス、ポコタ、冥王の壷、リナ、アメリアの順となっていて、ゼルガディスとリナの間の足元には、リナのショルダーガードが置かれています。
今回の並びは、7話よりも自然な気がしますが、強いて言えば、前回にポコタとゼルガディスは対立していたので、ガウリイとゼルガディスが逆にしたほうが、より自然かもしれませんが(笑)
(その後のギャグで、対立していたのがうやむやになった感もあるので、この並びでも違和感はないですけど)


その中で、一人、目を開けて上体を起こすゼルガディス。
どうやら、寝ているフリをしていたよう。
そして、視線を冥王の壷に向けて、それを厳しい表情で見つめ……



その後、ポコタが右側に寝返りをうって、その耳手がちょうど、リナの胸に。
「…ちっちぇあんぱん…」
寝言を言いながら、リナの胸をもむ、ポコタの耳手(…)
…な……なんちゅー大それたことを……(汗)
どーでもいいですが、リナさん。
でっかいイヤリングは外さないと、横向きに寝るときはかなり邪魔なような気がしますw


幸いリナは寝ぼけたままで、リナが左側に寝返りをうって、リナの手がポコタの頭に触れ……
「…でっかい肉まん……」
やはり寝言を言い…
「いっただきまーす♪」
リナの奥歯がキラッと輝き……
がぶっ。がぶっ。がぶっ。
ポコタの顔を、三度噛み付くリナw
「うわぁぁぁぁっ!いててててててててっ!」
響き渡るポコタの絶叫(笑)
「……肉まんがしゃべった…?」
寝ぼけ眼でつぶやくリナ。
「だれが肉まんじゃい!いてーじゃねぇかっ!!!
寝ぼけやがって…!」

思わず叫ぶポコタ。
けど、寝ぼけてたのはお互いさまです(笑)
寝ていたせいとはいえ、リナの胸をもむなんてことをしでかして、これくらいで済んだのはまだよかったのかもしれませんw
TV版のリナは、寝相が悪いものとして描かれる事が多くて、個人的イメージとはちょっと距離があるのですが、この場面では、リナが先に攻撃するのではなく、反撃のような形になってポコタに噛み付いたので好印象でしたw


「……ったく…。
うぅ…!!!!(驚)」

リナに文句を言ったポコタが横を向くと……
そこに置いてあったはずの、冥王の壷が姿を消しているのに気付いて、顔面が蒼白に。
(絵としては完全にギャグ調ですがw)
そもそも、壷はポコタとリナの間に置かれていたので、壷があれば、ポコタがリナの胸をもんだり、リナにかじられたりしないで済んだはずなので、壷を持ち去った者の罪は、そうした観点からしても重いものがあります(笑)

川のほとりで、桶に水を汲んでいたオゼル。
その耳に、ポコタの絶叫が届く。
「つぼ、壷が消えたぁぁぁぁぁっ!!!!」
オゼルは思わず、手にしていた桶を取り落とす。



「悪く思うな」
そう言いながら、壷を脇に抱えて夜の森の中を走るゼルガディス。

「この道を行けばどうなることか、迷うことなかれ。
わたしの前に道はない。わたしの後ろに道はできる」

意味があるのかないのか、よくわからない言葉を言い続ける、壷の中のレゾ。
「やかましい!」
叫んで、地面に壷を落とすゼルガディス。
これで割れてたら、EVO-Rの話はここで終わってたかもしれないですね(笑)
…そうなったら、盛り上がりもなにもあったもんじゃないですがw

で、なんとなくレゾの言葉を検索してみたところ、元になったとおぼしき言葉はわかりました。
前半の言葉は、清沢哲夫氏作の詩、
「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

から(諸説あるので調べるのが面倒でしたw)
後半は、高村光太郎氏の詩集「道程」の出だしの、
「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る 
ああ、自然よ父よ 僕を一人立ちさせた広大な父よ」

を元にしたもののようです。
こうしたことについての知識のない当方でも、後者については昔、国語の授業で聞いた覚えがあります(笑)


「…さぁ。おとなしく、俺の身体を元に戻す方法を吐くんだ。
さもないと、今ここで貴様を叩き割ってやる!」

剣を抜き、壷に突き付けてながら言うゼルガディス。



「ちきしょう!ゼルガディスのやつ、抜け駆けしやがって!」
「まいったな~。うっかり油断したわ」
言いながら、ゼルガディスを追って走るリナたち。
リナの、ちょっと焦った感じの落ち着いた声が珍しくていい感じです♪
「油断?もしかして、リナさんはこうなることを?」
リナに問うオゼル。
「ゼルは、身体を戻すことに命かけてるからね。あたしが壷を握ってれば、うかつなマネはできないって踏んだんだけど…」
「えぇ?そんな考えがあったんですか?」
「物欲に走っただけじゃなかったんだ」
「あんたたちねぇ!」
考えのないアメリアとガウリイ(笑)に文句を言うリナ。
こうした、リナの思慮深さを感じさせる描写は好感が持てます♪
ついでに、レゾを復活させるかどうかについて、「実はリナは態度を保留していた」という描写がどこかで入っていればなおよかったのですが、今回の話はもう、それどころではなかったような気はします。


「けど、身体を戻したいなら、タフォーラシアでレゾを復活させてからでいいじゃねぇか!」
リナの頭上で、悔しそうに叫ぶポコタ。
「うぅぅんと、厳密に言うと、きっと、ゼルはレゾ自体の復活は望んでないからじゃないかしら」
「え?」
「まぁ……無理もありませんね」
「ゼルの身体をああしちゃったのは、レゾなんだから…」
ゼルガディスとしては、壷を手に入れた当初は、レゾを復活させて話を聞くということも考えていたでしょうけど、復活させずともレゾと会話ができるとわかれば、むしろ、レゾを復活させたくないと考えるのは当然かもしれませんね。過去に、賢者の石を手に入れることで、レゾを倒そうとしていたほどですし、この後の展開からすると、レゾへの恨みは薄れていないようですし。
しかしそうなると、ますます前回の9話の違和感が強くなりますね……。


「…でも、きっとそれには、わけがあるんだ。
なにがあろうとオレは、レゾを信じるぞ!」

こうしたポコタの、盲目的とも言えるレゾへの信頼は、5話を見た時から、後々大変なことになりかねないと思っていましたが……

「ゼルもね、昔はレゾのことを信じて、レゾのために働いていたらしいわ」
「…あいつが?」
「まぁ、あたしもあんまり詳しくは知らないんだけどね…」

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ここから回想シーンに。

夜の森の中。
村から奪った宝物を横に置いて、火を囲んで酒を飲み騒ぐ盗賊たち。
盗賊の一人は、見張りをしている盗賊の後ろ姿に向かって、酒を飲むよう勧めるが…
突然、その盗賊は倒れる。
そこに現れたのは、元の身体だった頃のゼルガディス。そして、ロディマス、ゾルフ、ディルギアの姿も。
この面々は……懐かしいですね♪
ロディマス、ゾルフは、やっぱりかっこいい…♪
スレイヤーズは渋い系のかっこいいおじさんキャラが少ないので、この二人の存在は貴重です。
そして、ゼルガディスですが……なんか、すっごい違和感(笑)
この場面では、フードとターバンを身に付けているので、なおさら違和感が強いようですがw


「村人たちから奪ったものを返してもらおう!」
言って、剣を構えるゼルガディス。
声もちょっと少年っぽい、若々しい感じです。

「なんだてめえら!」「やっちまえ!」とベタすぎるセリフを吐いて襲いかかる盗賊たちは、あっさりゼルガディスたちに斬り捨てられる。
ゾルフも剣で盗賊を斬っていますが、そうした戦い方もできたんですね。
それにしても、ゾルフ……まともにかっこいい(笑)
外見だけなら、三流な性格は全くわかりませんw
ちなみに、ディルギアだけは、なぜか戦闘描写がありませんw


ゼルガディスたちの強さに、思わず逃げ出す盗賊たち。
しかし、その目の前の茂みから、突如姿を現す半魚人……ヌンサ。
「逃げる、ダメダメ~」
言って、口から次々と何かを吐き出し、盗賊たちの顔面に浴びせかけ、倒れる盗賊たち。
戦いが終わって、微笑して視線を交わすゼルガディスとロディマス。

……個人的に、今回のヌンサには、色々な意味で救われました♪
この場面を見て、「今回は大丈夫だ」と確信が持てましたし、半魚人自体苦手になりかけていたのも、ほとんど払拭されましたし。
ありがとう……ヌンサ(笑)




場面は変わって……
村の人々の前で、少年の両手の上に乗る猫を治療するレゾ。
治った猫を見て、歓声を上げる村人たち。
そこに、ゼルガディスたちが帰ってくる。
彼らに駆け寄る子供たち。
そして、盗賊たちから取り返したものを手にして、レゾに晴れやかな笑顔を見せるゼルガディス。
……こんな笑顔、合成獣の身体になってからは一度も見せたことはないでしょうね…。
(もっとも、今のゼルガディスにそんな笑顔を見せられても、「キャラが違い過ぎる」と思ってしまうでしょうけどw)



村の子供たちに、食べ物を分け与える、ロディマスたち。
子供たちの遊び相手になっているヌンサ。
「だめ、そこはだめ、だめだよ…(汗)」
汗をかきつつ、めちゃくちゃ焦った声で言うヌンサがすばらしいです♪
この姿と声は、すっごいなごみますw


「声が……」
ヌンサたちを見下ろす位置に立って、言うレゾ。
その横に座っているゼルガディスが、その言葉に振り向く。
この場面ではゼルガディスはターバンなどを外しているので、違和感が少ないですw
「楽しそうな、子供たちの声が聞こえます」
「今、あの子らが本当に必要としているのは、明日を生きるための水と食糧。
わたしごときが、魔法でわずかな奇跡を起こしたところで、なんの足しにもなりません」
「わたしの目が見えないばかりに、あなたたちには、いつも苦労ばかりかけて、申し訳なく思っています」

「俺たちはただ、少しでも弱い者の力になりたいだけだ」
「ですが……」
「汚い仕事は俺たちに任せてくれ。赤法師レゾは、恵まれない人々を幸せに導く大賢者。
平和の象徴であってくれればいい」

「水や食糧だけじゃない。人々が生きていくためには、明るい希望もなくてはな」
「ゼルガディス……」
「俺たちは、大賢者赤法師レゾの力になることを、誇りに思っているんだ」
「ありがとう。あなたには、本当に感謝していますよ」
そう言って、ゼルガディスの頬に手を伸ばすレゾ。
「よ……よしてくれ」
そう言いながらも、顔を赤らめるゼルガディス。

……うわぁ……(汗)
昔のゼルガディスって、これほどまでにレゾを慕っていたのですか……(汗)
それに、こんなに真っ直ぐな人だったのですか……(驚)
キメラ化される前のゼルガディスについては、ほとんど想像したことがなかったのですが、いくら想像を巡らしたとしても、これは考えつかなかったと思います。


「大いなる善のためには、小さな悪も必要な時代だ。
だからこそ、俺たちは強くならなければいけないんだ!
もっと強くな!」

ゼルガディスは、言いながら勢いよく斜面をすべり降りて立ち上がり、レゾの方に振り向いて片手を上げてから走り去る。
このあたりでのゼルガディスの快活な動きも表情も、今とはもう別人のようです。
どこぞの同人誌で、ゼルガディスが元の身体に戻れたら、明るい性格になるというギャグ的な話を見たことがありますが……まさか、元のゼルガディスは本当に明るい性格だったとは…(笑)


そして、ゼルガディスに背を向けてから……何かをたくらんでいるかのような笑みを浮かべるレゾ。



砦に上がる煙。
「逃げたぞ!」「追え!」などと上がる声。
「さすがに一国の警備隊は手強かったな」と言いながら、逃避行を続けるゼルガディスたち。
子供たちのための物資を奪うべく、警備隊の砦に盗みにでも入ったのでしょうか?
先程の描写は、盗賊を襲って、奪われたものを取り返しただけだったので、たとえ盗賊たちを殺していたとしても「汚い仕事」だとは思いませんでした。
(だったら、リナのほうがはるかに汚いことしてますしw)
ただ、警備隊の砦に盗みに入るようなことまでしていれば、原作でゼルガディスが「今までにいろんなことをやらかしてきてるし、顔もそこそこ知られているから、大きい町はヤバい」とのことを言うのもわかる気がします。(TV版ではそのあたりはほとんど無視されていますがw)


ゼルガディスは左肩に手傷を負い、そこを手で押えて苦痛に顔をゆがめる。
(だめだ……。俺たちの帰りを待つ、あの子たちのためにも……)

(もっと…!もっと…!
偉大なるあの人のために!)

胸の内で、そう強く念じながら、大木に向かって剣を振るい続けるゼルガディス。
(強くなりたい。強く。もっと強く…!)
剣を振るうゼルガディスの脳裏に浮かぶのは、優しい笑みを浮かべる、レゾの姿。
…やがて、疲れ果てて倒れ、地面に横たわるゼルガディス。

その時、響き渡る錫杖の音。
「その願い、聞き入れましょう」
そう言ったレゾのほうに、上体を起こして振り向くゼルガディス。

直後、レゾの身体の背後から触手が生まれ、ゼルガディスの身体を拘束し……
レゾが錫杖を振るい、その先端の宝石が強烈な光を放つ。
悲鳴を上げる、ゼルガディス。
そして、その身体は、キメラのものへと変化していく……。

ゼルガディスが「強くなりたい」と強く願った理由は、とくに深い理由もなく、単純に強くなりたいというだけだったのか、それとも、なにか、強くなりたい理由があったのか、長年謎だったのですが……
まさか、子供たちと……そして、レゾのために強くなりたかっただなんて、考えもしませんでした。
その結果がこれでは、あまりにも皮肉です……。

それと、どーでもいいことですが、個人的にはゼルガディスのキメラ化は、OPのような実験室(?)の中で行われたのかと思っていたので、意外と簡単にキメラ化できるんだな、という気もしました。
(実験室で行うとなると、余計な描写が必要になってテンポが悪くなったりするので省略したのかもしれませんが)


-----------------------------------------------------

「俺はキメラになることなど望んではいなかった。それなのに…!」
冥王の壷に、剣を突き付けたまま言うゼルガディス。
「恨んでいるのか?」
「当然だ!貴様を許せるはずなどあるものか!」
「約束は果たしたはずだ」
「約束だと?
確かに俺は、キメラにされたことで強い力を手に入れた」

「ではなぜだ」
「…なぜ?
貴様は自分が何をしたのかわかっているのか!?
…忘れもしない……あれは、俺がキメラにされてから、しばらくしてからのことだ」


-----------------------------------------------------

村の中を歩いていたゼルガディスに、3人で走っていた少年のうちの1人がぶつかる。
「おい。大丈夫か?」
「うん、だいじょうぶ」
言葉を返す少年。
しかし、ゼルガディスの顔を見て、悲鳴を上げる少年たち。
「化物だぁ!」
あわてて、ゼルガディスはマフラーを引き上げる。
「助けてぇ!」
叫びながら逃げる少年たち。
その場に取り残され、立ち尽くすゼルガディス。

スレイヤーズファン的には、ゼルガディスの姿に見慣れてしまっているので、なんとも思わなくなってしまっていますが、やはり、普通はこうした反応をされてしまうのでしょうね。
(TV版では普段、このことはスルーされてますが)
なお、今回の脚本の方は、2話と6話を担当された方ですが、2話でも、ゼルガディスは同じようなことを言われていました。そのときは完全なギャグで面白かったのですが、今回は、それとは全く対照的なものとなりました。
この対比は、狙ってやってたのでは……という気もします。



歌いながら(?)踊るヌンサ。
談笑しながら、食事をするロディマスたち。
しかし、ゼルガディスは、少年たちに「化物」呼ばわりされたショックで気落ちしたまま。
そんなゼルガディスに、ヌンサは踊りながら近寄って腕をたたき、ゾルフは、ゼルガディスの肩に腕を乗せて、励ますかのようにビールを勧める。
思わず、微笑を浮かべるゼルガディス。
(いいんだ……これで)

この場面のゾルフ、じつにいいですね…。
無印や本編1巻だと、ゾルフたちはゼルガディスに仕えるという立場でしたが、これだと対等という感じがします。ゾルフが酔っていたせいなのか、この頃のゼルガディスが若かったせいなのか、それとも、いちおう上下関係はあったものの、普段は対等に近い関係だったのか、どれが合っているのかはわかりませんが。
ともあれ、ゼルガディスが「強くなりたい」と願った理由の、子供たちには恐れられるようになってしまい、そして、レゾへの信頼も大きく揺らいでしまったのですから、この頃のゾルフたちの存在は、ゼルガディスにとって、もはや唯一と言ってもいいくらいの大きな支えだったのでは、という気がします…。
(後に、ヌンサとディルギアとは袂を分かつことになりますが)
それにしても……ゼルガディスは、レゾにキメラ化されてもなお、「いいんだ……これで」と、自分を納得させようとしていたことも意外でした。


(この力……。俺が望んだことなんだ)
合成獣にされる直前に、何度も斬りつけていた大木を、剣を一閃させるだけで斬り倒す。
そのゼルガディスの目に、森の中、どこかへと向かうレゾの姿が目に入る。
レゾが向かった先は……何かの遺跡のような建物。


建物の中で、何かの儀式を行うレゾ。
巨大な魔法陣の中央に位置する玉座にレゾが座り、その周囲には、生命の水を満たされたクリスタルケースに閉じ込められた多数の合成獣。
中には、人をベースにしたと思われるものまで見受けられる。
また、レゾから少し離れたところに位置する机の上には、実験機材も置かれている。

そして、魔方陣から何本もの光の柱が立ち上り、レゾの座る玉座の上部の、目のマークが見開かれ……合成獣のクリスタルケースに亀裂が入り、生命の水が漏れ出す。
絶叫を上げるレゾ。
クリスタルケースの生命の水は泡立ち、レゾは幾条もの光に包まれ……
突然、全ての光は失われる。
クリスタルケースは黒く染まり、中の合成獣は白骨化している。
レゾは、玉座からなんとか立ち上がったものの、すぐに倒れる。
そのレゾの姿を、柱の影から目にして驚くゼルガディス。

「なぜだ……。なぜ!
キメラの合成技術をもってすれば、新たな光を手にすることもできるはず!
わたしはこの身が変り果てることすらいとわないというのに…!」

憤怒の表情で言い、怒りの叫びを上げながら、実験機材やクリスタルケースを破壊し続けるレゾ。
レゾのこの言葉は、キメラの合成技術で、元の目とは別の新たな目をその身に埋め込もうとした、ということでしょう…。

ところで、無印の頃から強く感じていたことですが、レゾ役の子安さんの演技は、本当にすごいものがあると思います。
普段の、まさに大賢者らしい穏やかな口調と、新たな光を得たいという願いが果たされないことによる、狂気すら感じさせる怒り。そうしたレゾの両面を完璧すぎるほどに演じられていて、他の主要キャラたちと同じように、レゾ役も子安さんしか考えられないと強く思います。
それにしても……スレイヤーズのキャストの見事さというのは、シリーズの最初期から現れていて、それが今でも受け継がれているのですから、このことは本当に素晴らしいことだと感じます。


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「俺は知ってしまったんだ。貴様が俺たちにだまって、キメラの研究に手を染めていたことを」
「それも……全ては自分の目に光を取り戻すため」

レゾがキメラの研究に手を染めていたことは、ゼルガディスにとって大きなショックだったでしょうけど、そのときの、怒り狂うレゾの姿もショックだったことでしょう。
その姿は、それまでゼルガディスの目にしてきた、大賢者レゾの姿とは、あまりにも距離がありすぎますから…。
そして、ここでゼルガディスの、レゾに対する信頼は完全に失なわれて憎しみへと転化し、それでもしばらくは表向きレゾに従っていたものの、レゾを倒そうと決意することになるわけですね…。


「どうせ、貴様にとって俺は、実験材料の一つに過ぎなかったんだ!
俺たちが命がけで手にした物資も、貴様の実験に消えていったんだろうが!」

壷を手にして剣を突き付け、憤怒の表情で叫ぶゼルガディス。

「そ、そんな……」
「ゼル!」
「ゼルガディスさん…」
そんなゼルガディスの姿に、思わず言葉をもらすリナたち。
リナたちに見られていたことに気付き、そちらに視線を向けたまま、しばし呆然とするゼルガディス。

「まさか……レゾが…」
信じられない、という思いで言うポコタ。

ここで前半は終了です。



■懲りずに大妄想(笑)
以下、また大外れの妄想だと思いますが、浮かんでしまったのでまた懲りずに書いてみます。
例によって、あんまりまぢめに読まないほうがいいと思います(笑)

今回の話では、次のような描写がなされました。
・レゾのことを強く慕うゼルガディス。
・そんなゼルガディスに、感謝するレゾ。
・新たな光を得たいという願いが果たされず、憤怒の表情を見せるレゾ。
・キメラの身体にしたレゾの眠る壷に向かって、憤怒の表情で叫ぶゼルガディス。

それで思ったのですが……
レゾがゼルガディスに感謝していたことに偽りはなく、そして、ゼルガディスのことを本当は大切に思っていたのかもしれない……という気もしています。
だとしたら、なぜ、そのゼルガディスをキメラ化したのか…?
それは、レゾ自身の抱える、誰にも言えない苦しみ……どんなことをしても、光を取り戻すことができないという苦しみを、レゾが最も大切に思っているゼルガディスに知ってもらいたかったからではないでしょうか。
そして、ゼルガディスに自身と同じ苦しみを知ってもらいたいがために、元に戻る方法がないと思えるキメラの姿に変えてしまった……と。

今回の、レゾとゼルガディスの怒りの表情が、「似ている」ようにも感じられたことで、このような妄想をしてしまいましたが、あくまで個人的な妄想ですので、「またこやつ、世迷い言を言うておるわw」と、聞き流してください(笑)
…それにしても、学習能力ないな、自分www


そのような妄想はともかく。
これから後半の感想も書いていきますが、また大変そうな……(汗)
この回の持つ意義の深さからすれば、本腰を入れて書かずにはいられないですけど♪
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