当ブログでは、『スレイヤーズREVOLUTION』『スレイヤーズEVOLUTION-R』の感想を中心に、スレイヤーズについて延々と暑苦しく率直に語っております(笑) 最近はスレイヤーズフィギュア紹介ページみたいになってますがw
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
…23:56掲載ですか…ほぼ予告どおりですね(爆)
いや……。『日曜夜~日付変更直前の掲載が目標です。このように書くと、たいてい23時58分とかギリギリの時刻に投稿することになるのですが』などと予告していたものでして(爆)

ともあれ…
やっと掲載できたぁぁぁぁぁぁぁ♪
…もう、これに何十時間かかったのかわからないので、正直言ってかなり疲れました(愚)

かなり間があきましたが、スレイヤーズREVOLUTION総括感想の続きです。
ものすごくイマサラ感が漂ってるよーな気がしますが、いちおう最後までまとめておきたいので、載せておきます。
ただ、言いたい事が膨大な分量にのぼるせいもあって、前回の総括感想との重複部分や、前回触れておくべきだった点も多く、構成力のなさを見事に露呈してます(爆)
…もはやこれは、自分の能力では手に負えない作業になっていますが……
マイナス意見ばかりなのに、なにゆえここまで長くなってしまうのでせう?(滝汗)
今回のような記事は短いほうが、いい出来の作品ということになるのに…orz

で……あちこちで前置きをしましたし、上にも書いてますが…
今回は、マイナス意見ばかり延々と連ねた内容になっています。
ですので、文句なしにREVOLUTIONを楽しめた方は、続きをご覧にならないでください。


[関連記事]
●スレイヤーズREVOLUTION 第7話までを終えて…雑感
●スレイヤーズREVOLUTION 第13話感想(1) 初見における印象
 これは主に、BGMについてのマイナス意見を書き連ねたものです。
●スレイヤーズREVOLUTIONの感想を書き終えまして…ご挨拶と、どーでもいい駄文を。
 これは、スレイヤーズREVOLUTIONに接したことによって起こった自分自身の反応など、どーでもいい語りです。
●スレイヤーズREVOLUTION 総括感想(1) 良かった部分について
●スレイヤーズREVOLUTION 総括感想(2) 全話を振り返ってみて
 


一応断り書きをしておきます。
自分はスレイヤーズがどうしようもないほどに好きですから、以下のような内容を書くことになってしまったのは本意ではありませんが、好きであればこそ、書いておかなければならない事もあると思い、掲載することにしました。
正直なところ、「これを掲載する事に意味があるのか?」と思った事もありましたが…。

それと自分は、アニメや、その制作の事情に全然詳しくない人です。
ごく一時期、放送されていたアニメの大部分をチェックしていたことはありますが…。
(大半はすぐに切ってましたけどw)
その程度の者だから逆に、このようなものを書けるのかもしれません…(爆)


 
まずは、前回の復讐もとい復習から(笑)
スレイヤーズREVOLUTIONについて、この記事の前回分に当たる総括感想(2)で、放送終了後の視点から全話を振り返って、様々な問題点についても触れました。
また、総括感想(2)の追記分では、各回の初見の印象について触れ、その中で、
『初見から純粋に楽しめたのは5~6回だけで、全13話中の半分にも満たない』
『7・10・13話は、いずれも熱くなれる内容であったにもかかわらず、大きな矛盾点や安易or唐突過ぎる展開、不必要と思える原作からの改変などがあった事で、自分にとっての初見における評価を大幅に下げる結果となった』
といった事も書きました。
総括感想(1)では、良かった部分から書き始めましたが、次第に負の領域への進攻の度合いを強めていったわけです(爆)

今回は、問題点について触れていく事になりますが、総括感想各回のつながりはスレイヤーズREVOLUTIONよりも悪いかもしれません(汗)

それはともかく。
スレイヤーズREVOLUTIONの全体としての印象や評価は、総括感想の中ではまだ触れていませんでしたので、ここで書いておきます。

スレイヤーズREVOLUTIONは……
部分的に見るべき点はあったものの、話数のわりに中身が薄く、ストーリーもあまり面白く感じられなかった。
そのうえ、設定の整合性の無さなど、これまでにないような多くの欠点が山積みで、素直に楽しむ事が難しいとすら感じられる代物だった。


短くまとめると、これが個人的な結論です。
それでも、総括感想(1)で挙げたような、見るべき点もありましたから、自分としてはいちおう楽しめはしましたが。
ただ……やはり、放送開始前の期待に見合う出来だったとはとても言えませんし、旧作の水準にも全く及ばなかったのは否めません。
もちろん、REVOLUTIONは、1月からAT-Xで放送されるEVOLUTION-Rの前半分という位置づけですから、本来はセットにして評価するべきなのかもしれませんが、仮にEVOLUTION-Rの出来が良かったとしても、前半分=REVOLUTIONの出来が悪かったという事は、もはや覆りようがないと思います。
少しだけREVOLUTIONのフォローをすると、「熱い展開」という観点だけで見れば、12・13話は、旧作の前半クライマックスと比べてもかなり上位になるとは思います。しかし、あまりにも多くの問題点に足を引っ張られたせいで、やはり、決して高く評価する事はできないのですが。




【スレイヤーズREVOLUTIONの主な問題点】
話を本題に戻します。
ここで、個人的に感じた、スレイヤーズREVOLUTIONの主な問題点を整理してみます。
なお、ここでの数字は、とくに順位付けというような意味は持たせてないです。

■1.ストーリーが面白みに欠ける
 1-1.ストーリーに絡まない回の多さ
 1-2.設定や話の整合性の無さや矛盾、話のつながりの悪さ
 1-3.描写がとてつもなく「ぬるい」
(出血しない、人の死ぬ描写が一度もない…など)
 1-4.敵側キャラの描写の薄さと三流化志向
 1-5.不必要と思える原作からの設定の改変
 1-6.話最優先の強引な脚本、乱用されたご都合主義
 1-7.緊迫感に欠ける戦闘
 
1-8.根本的なストーリーへの疑問 総括感想(4)で掲載
■2.世界観その他の説明の不足(初見の方や、原作を知らない方向けの説明が不足)
■3.音楽の不適切な使用法、新曲の欠如
■4.REVOLUTIONの方向性への疑問 総括感想(4)で掲載

主なものは大体こんな所でしょうか。
それでは、これに沿う形で問題点について触れていく事にします。




■1.ストーリーが面白みに欠ける
総括感想(1)で、REVOLUTIONの良かった点として、声優さんの演技の素晴らしさ、キャラの絵の綺麗さ、一部の回以外でのリナの印象把握の的確さなどを挙げていましたが、他の記事でもリナについての語りを何度もしていますので、当方がキャラクター描写を中心に楽しんでいた」と思われた方もおられるかと思います。
(「萌え」目的、と言い替える事もできるでしょうか?)
確かに、REVOLUTIONにおいてはそうした楽しみ方を一番重視していましたし、実際、それが最も楽しめました。

ただ、自分が本来、スレイヤーズの最大の魅力と感じてきたのは、ストーリーの面白さです。
TV版旧作の3作品も、原作本編(とくに第一部)も、いずれもそうでした。
その、よくできたストーリーを、敵味方共に魅力的なキャラクターたちによって彩られる事で、さらに面白みが増していたのだと思います。

しかし、REVOLUTIONは…
まず、前半から中盤の8話まで、ほとんどストーリーが進展しなかった事で、非常にもどかしい思いをしました。
そして、9話でようやくその憂さが晴らされたものの、10話で、それまでにも薄々感じていた問題点が一気に鮮明になって、REVOLUTIONという作品の限界を知ってしまって、「どうすれば楽しむ事ができるのか」と思い悩んだ結果、ついに悟りを開くに至り(笑)、以後は問題点には目をつぶり、部分的にでも楽しむという方向に切り替えて、どうにか、ある程度は楽しむ事ができた…というようなものでした。
結局、自分の場合、「部分的にでも楽しむ」=「キャラクター描写を中心に楽しむ」という事が主体とならざるを得なかったわけです。

「ストーリーが面白みに欠ける」と感じる原因となった事は多々ありますが、それについても分類して見ていく事にします。以前書いた内容と重複する点もかなりあるでしょうけど(汗)


1-1.ストーリーに絡まない回の多さ
自分としては、とくに前半はこれが原因で、あまり面白いとは思えませんでした。
また、「REVOLUTIONは中身が薄い」と思っていますが、そのように感じられてしまった大きな原因でもあります。
これは、個人的な好みの問題で気になったという面もあるとは思うのですが、自分以外にも問題視されていた方は多かったように思います。
個人的には、熱心なスレイヤーズファンにはシリアス展開が好きな方が多いようにと思いますが(統計を取ったわけではないので実態は知りませんがw)、そのような方向性の話を期待する視聴者への配慮に欠けていた事は間違いないと思います。

REVOLUTION 第7話までを終えて…雑感で、『7話前半までのバランスは明らかにギャグ寄り』といった事も書いていますが、改めて少し書いてみます。

個人的に、「中身が薄い」原因となった主な話を挙げてみます。
●3話
意味があったのは、ワイザーが「実は切れ者」という事を示した点だけでした。
●4話
意味があったのは、強いて言えば、ポコタとアメリアの仲がよくなった事くらいでした。
●6話
12話でフィルさんが登場する前に、この回でフィルさんの凄さを示した事は、新規の方向けとして考えれば、12話でいきなり、アメリアの父としてフィルさんを登場させるよりも親切な作りだったとは思います。ただ、そのために1回の話を割くくらいなら、他にもっとやっておくべき事があったような気もします。
●8話
この回は、リナたちがワイザーに捕まったという事くらいしか意味がなかったと思います。
後半では、ゼロスの強さを示す意図があったのかもしれませんが、そうした観点からすると極めて不満なものでしたし(なにしろとんでもない茶番でしたし、ゼロスが魔族であるという事にすら触れてなかったですし…)、それをここでやるよりも、5話あたりの展開に絡めてやったほうが遥かに効果的で、なおかつ話も面白くなったと思います。

個人的なシュミのせいもありますが、不必要、もしくは必要性の少ないと思えた回はこれだけあったわけです。
REVOLUTIONは新規ファンの獲得も狙っていたとの事で、そのためにギャグ中心の回を多めにしたのだとは思いますが、それにしても、不必要と思える回があまりにも多すぎたと思えてなりません。
とくに3話は、1・2話と同じようなギャグがあまりにもクドすぎましたし、戦闘(デスキメラ戦)の方も、緊迫感の全くないものでありながら、リナが苦戦しているようにも映ってしまうという、制作側の意図していたものがよくわからない、いい加減な作りに思えるものでした。
これでは、ギャグも戦闘も、どちらの魅力もアピールする事はできず、ギャグ好き・シリアス好きのいずれの方にも(言い換えれば、新規の方・旧作からのファンのいずれにも)そっぽを向かれる確率の高いものになってしまったように思います。
(この事は、ネット上のみならず、知り合いの反応からも、実感として強く感じ取れるのです…orz)
現在は、放送されているアニメの数が多いこともあり、己の嗜好に合わなければ簡単に切るでしょうから、序盤はとくに、極力視聴者に見放されないような作り(もしくは、視聴者に「この作品は続きを見てみたい」と思えるような、魅力をアピールする事)が必要だったと思いますが、3話はとてもそのような作りのされたものには思えませんでした。
そしてさらに、その後に続く4話が、多くの旧作からのファンの怒りを買ったあれでしたから…。
これは推測にすぎませんが、4話は新規の方にとっても、かなり好みの別れる回だったのでは…という気がします。
そうだとすれば、これはもう、立て続けに「通過できる割合の少ない、非常に網目の細かいふるい」にかけてしまったようなものでしょうから、個人的には大失敗だったと思っています。

しかし、失敗と思える事はまだ続きます…。
5話でせっかく話が動いたにもかかわらず、6~8話も中身の薄い、ストーリーの進まない回が続いたのでした。
…まさか13話しかないREVOLUTIONで、旧作のギャグ月間に近い事をやるとは思いませんでしたよ…orz
自分は、旧作のギャグ月間を全く支持できない人ですが、それでも旧作は、その先にやるであろう事がある程度は見えていましたし、全26話だからギャグ回を14~17話(TRYの場合15~18話)でやっても残り9回ありますから、それなりの話も期待でき、なんとか我慢できました。
(もちろん、シリアス展開の再開がものすごく待ち遠しかったですし、他にも様々な感情を抱えていましたけどw)
しかし、REVOLUTIONは、全13話。しかも、その先にやるであろう事がよく見えないという…(汗)
当初は、タフォーラシア関連の話はREVOLUTIONで全て解決すると思っていたのですが、話の動いた5話の後、なかなか本筋の話を再開せず、そうこうしているうちに残り話数が5回になってしまって「大部分の謎は来期に持ち越しだろうな…」と悟るに至り、やはりその通りになりました。
結局、REVOLUTIONでやった事は、タフォーラシア関連の謎が出てきた事と、10話ラストで復活したザナッファーを13話で倒した事。それだけです。
当方の知り合いの一人は、「半分の話数でできた内容」と言っていますが、自分としても全8話くらいでできた内容のように感じます。
これが、「中身が薄い」と言わずして、何と言えましょうか?

そしてさらに、何回も必要性の低い回をやっておきながら、スレイヤーズの世界観に関する説明を全くと言っていいほどしていなかったのですから……話の構成への疑問はさらに強まってしまいます。
(この件については、「2.世界観その他の説明の不足」の項目で詳しく触れていますが)

自分は、スレイヤーズであれば他作品の3倍程度の面白さが感じられますし、そもそも「切る」(視聴をやめる)という選択肢は考えていませんので(笑)、切らずに済みました。
しかし、この話がリナたち、スレイヤーズキャラによって進められるものでなかったら……と想像すれば、ある程度客観的な評価を下せると思います。
その場合は……やはり3話か4話で切ってます。もし、奇跡的に5話まで辿りつけたとしても、次の6話で絶望してやはり切ったと思います。

ついでに言うと、ギャグ回もしくは半ギャグ回と言える、3・4・6・7・8話の中で、個人的に「まぁまぁ」と思えたのは7話と、さほど面白くはなかったものの破綻のなかった6話だけでした。
その他の3・4・8話は個人的に、全然面白く感じられないばかりか、大きな問題点まで抱えている回だったというのは、もはや、「中身が薄い」というだけの問題に留まらないように思います。
とくに4話と8話は、スレイヤーズへのこだわりが深ければ深いほど、精神にダメージを受けやすい性質のものでしたから、はっきり言ってしまえば、個人的にはこの2回はなかったほうがよかったとすら思います。これらの回が好きな方には申し訳ないですけど…(汗)
これはかなり極論に思えますが、知り合いにこれを話すと「そう思う」と、あっさり同意されてしまいました(笑)
(この知り合いは、とくにリナが好きというわけではないのですが、それでも4・8話のリナの性格・行動の違和感は強かったとのことでした)


1-2.設定や話の整合性の無さや矛盾、
    話のつながりの悪さ

●設定の整合性の無さや矛盾
最たるものは、7・9・10話に登場のズーマでしょう。
前回も触れていますが、10話感想で書けなかった部分もありますので、ここでズーマについて改めて整理してみます。
(10話感想にいただいたコメントのお返事の中で、同じような事は書いていますが)

○ズーマについて
まず、7話でのズーマですが。
この時はどう見ても、魔族と同化してるか、魔族そのものにすら見えてしまう描写でした。
7話の感想から一部転載の上、追記して掲載します。
1.「聞け!仲間の断末魔を!絶望にもがき苦しめ!」というズーマの言葉は、負の感情を糧としている魔族のそれとしか聞こえません。
(これは、リナへの恨みの深さゆえとも解釈できますけど)
2.黒い霧を発動する際に、「力ある言葉」はありませんでした。
(術の威力もそうですが、「力ある言葉」なしでそれを行使するのは、完全に人間業ではありません)
3.普通の人間がダム・ブラスの直撃を食らったらまず生きていないはずですが、ズーマは無傷でした。
(以前に、映像をコマ送りして直撃していることを確認しました(笑))
4.ズーマが退散するときの描写は、どう見ても空間を渡っています。
(無印でヴルムヴンが空間を渡っていたそうなので、TV版では『空間を渡る』=魔族とは限らないようですけど)

1と4は、完全なる魔族の証明にはなりませんが、魔族である事を濃厚に伺わせる特徴です。
そして、2と3は少なくとも普通の人間には不可能で、やはり魔族か半魔族、もしくは特殊な力を備えた者と考えるのが無難だと思います。

そして、10話のズーマですが。
1.黒い霧を発動する際に、虚霊障界と「力ある言葉」を発する。
2.ゼルガディスとアメリアを苦しめる場面でも、7話のような魔族っぽい言葉は使用せず。
3.魔族には効かないはずの炎の槍(フレア・ランス)が通用して、腕を失う。
(この場面は、原作とほぼ同じだったので、それを流用した結果こうなっただけ……という可能性もありますが(汗))
4.(これは9話ですが)魔族には使用できないと思われる、黒魔法である黒狼刃(ダーク・クロウ)を使用

空間を渡っている事や、超強力アレンジ版?虚霊障界(グーム・エオン)が使えて、傷口から煙を吐く事(笑)を除けば、むしろ人間に見えました。
(傷口から煙を吐いていたのは、後述の「テレ東規制」の関係で出血させられないものの、傷口から何も出ないのはさびしいから、「とりあえず煙を出してみました」…といったところではないでしょうか?w)

…以上のように、ズーマの描写には一貫性が全くありません。
ぢつは、ズーマと言う存在は、魔族ズーマと、人間ズーマの二人が存在する…
とかいう設定なら、納得できるかもしれませんが(爆)

…さすがにそんなことはないでしょうし(笑)

いや……むしろ。
7・9・10話の虚霊障界(グームエオン)は、いずれも効果が異なっていましたから、実は7話の魔族ズーマと、9・10話の人間ズーマが各一人の、計三人のズーマが存在するとか。
…名付けて、ズーマ三兄弟w(…何年前のネタじゃ(愚))

…たわごとはともかく(爆)
10話のズーマを見た後に、一つの仮説が浮かんできてしまいました。

制作側が、人間と魔族の違いや、魔法の設定を理解できていないのでは…?(汗)
それで、「魔族」という言葉を避け、「空間を渡る」という言葉は一度も使用しなかったのでは……と。

…これが浮かんだ時は、本当に頭を抱えてしまったものです。orz

いや…。さすがにそんなことはないと思いたいのですが……。
ただ、REVOLUTIONの話を振り返ると、そういった疑念が沸いてきてしまうのも事実です。
個人的には、高山さんは理解できていると思うのですが、他の脚本の方はわかっていないのでは……という気がします。
使用魔法が明らかにおかしい場面があったり、ズーマがヘンな事になっていたのは、3・7・8・11話で、いずれも高山さん以外の脚本でしたし。
また、黒魔法の使用頻度が恐ろしく低かった事もかなり気になっていたのですが、最初の頃は作画が大変だからかと思っていました。
しかし、11話の竜破斬(ドラグ・スレイブ)を除けば、黒魔法が使用されたのは、高山さん脚本の回だけでしたから、これも、他の脚本の方が魔法の設定を理解できてなかったから、相手が何であろうと、旧作で使用頻度の高かった炎の矢(フレア・アロー)や火炎球(ファイヤー・ボール)などを多用させ、おかしい事になってしまったでは?と思っています。

こうした、制作側の各種設定に対する理解不足と、それによって発生したと思われる、ズーマの設定の整合性の無さが、スレイヤーズREVOLUTION 第10話 「Judgment 蘇る白銀!」 感想(上)『さらに大きな問題点?』として書きかけた事でした(汗)
(その記事を書いてから3ヶ月後にフォローするのはすごいイマサラだと、自分でも思いますけど…(爆))

…話をズーマに戻します。
ズーマについては、恐らく7話担当の方が、スレイヤーズの各種設定を理解できていなかった結果、魔族と同化しているか、もしくは魔族そのもののようになってしまったのではないかと思います。
しかし、9・10話のズーマをこれに合わせて描いてしまっては、本当にREVO版ズーマが魔族になってしまい、色々と不都合が生じかねないから、やむなく設定の整合性の無さには目をつぶって、軌道修正したのではないかと。
ただ、そうだとしたら、魔族特有の能力という印象の強い「空間を渡る」描写も、9・10話では控えたほうがよかったように思いますけど。

…この説を否定できる要素が自分には見つからないのですが、それだと来期も高山さん担当回以外はまたおかしい事が起こりそうなので、どなたか、これを否定できるようでしたら、ぜひとも論破してやってください……お願いします(爆)

●話の整合性の無さ
最たるものは、無印ザナッファーの記憶を無かったかのように扱った事でしょうか。
…こんな事をするくらいなら、最初からザナッファーの出てくる話をやらなければいいのに、とか思ってしまいます。

●話のつながりの悪さ
先に挙げた『設定の整合性の無さや矛盾』とも関連しますが。
まず、脚本の方が異なると話の方向性があまりにもバラバラだった事。とくに前半は「迷走」とすら思えました。
そして、異なる脚本の方との間での説明が不足していた事。
すぐに浮かぶのは、5話の後、リナたちがジョコンダ領に向っているとの説明は6話ではされず、7話冒頭でされたことです。
また、3話の中の、「キメラはルヴィナガルド王国侯爵の命によって作らされた」という部分については、確実に後の展開における伏線だと思ったのですが、結局なにも触れられないまま終ってしまったことも、「話のつながりの悪さ」の一例だと思います。
このせいで、ただでさえ意味の薄い3話が、ますます不要に近い回となってしまいました。

基本的に、REVOLUTIONは脚本の方の間での意思疎通や設定の統一が極めて不十分だったように思えます。その結果として、先に述べたズーマについても、7話では魔族に、10話では人間に見えてしまうという、理解不能な事態になってしまったのではないかと。
しかし……これほどまでに酷い整合性の無さになってしまうと、さすがに視聴者側の脳内補完でフォローなんてできないレベルですよ…orz
これはもう、ストーリー重視の作品においては、もはや致命的とも言える大問題だと思います…。

「こんなんで、どこを楽しめばいいのか?」
これは、知り合いの10話視聴後の弁ですが、設定の整合性に欠けるという事態が起こってしまったという事は、本筋の話ですら整合性に欠けるという事態が起こらないとは言い切れないわけですから、そういう思考になってしまうのも無理はないように思います。
実際、自分も10話を見た後、この知り合いと同じ感想を持ってしまい、数日間、出口の見えない深遠なる心の迷宮をさまよう事になったのでした(笑)


1-3.描写がとてつもなくぬるい
 (出血しない、人の死ぬ描写が一度もない…など)
●出血しない…
これについては、90年代後半頃から厳しくなっていった「テレ東規制」の関係でできなかったのだとは思いますが…。
「テレ東規制」について以前から気になっていながらよく知らなかったので、少し調べてみました。
(多くの方にとってはイマサラな内容だとは思いますけど)
その内容は、ポケモンショックによる映像演出規制のほか、「性的な表現」(パンチラその他)や「暴力的な表現」などに関する自主規制、とのことですが、基準が明文化されたものではなく、担当プロデューサーの判断による、とのことで…。そして、この規制は全日帯アニメだけでなく、深夜アニメにも適用されているようです。
しかし、現在もテレ東系で放送中の「ゴルゴ13」(数回だけ見ました)は、どー見ても「性的な表現」にひっかかる場面があったので腑に落ちなかったのですが、担当プロデューサーの判断でOKとされてるのでしょうか?
また、最近の他のいくつかの番組でも、以前なら引っかかっていたような「性的な表現」も行われているようです(規制が穏和されたという噂はある、とのことですが)
…そうした例外が許されるのなら、スレイヤーズでもゴリ押ししてしまってもよかったような気もしますが(爆)
(ただ、ゴルゴ13でも、自分が見た回は銃弾が人に命中しても血は出ていなかったと思うので、その方面の規制は緩和されていない可能性もありますが)

「テレ東規制」についての話はこのあたりで打ち止めにしておきますが…
率直に言って、話の中で怪我をしたとしても、出血しないとどの程度の怪我なのか、よくわからないんですよね…。10話のアメリアなんかは、まさにそうでした。
また、無印24話で、リナがコピーレゾの攻撃を受けたあとの大流血がなかったとしたら、どれだけの重傷を負ったのかよくわからなかったでしょうし、危機感もあまり伝わらなかった事でしょう。
…あんまり「出血」だの「流血」だの語るのもどーかとは思いますが(汗)、流血というのは戦闘ものの作品においては意外と重要なのではないかと思います。まして、リナたちは、超人的に強靭な肉体を持っているわけではなく、ふつーに生身の人間ですから(ゼル以外)、その重要性はより高いのではないかと。
REVOLUTIONでは「テレ東規制」の関係でできなかったのだとすれば、来期は地上波の放送がなさそうですから、それを逆手にとって、ぜひとも改善(?)して欲しいと思います。

●人の死ぬ描写が一度もない…など
よく考えてみると、REVOLUTIONでは「人の死ぬ描写が一度もない」事に気付きました。
例外的に、ジョコンダは死んだと言えるでしょうけど、その最後は「人の死ぬ描写」というものとは違うような気がしますし。
そもそも、人間以外の存在を含んだとしても……お亡くなりになったのはザナッファーくらいでしょうか?
ポコタの回想シーンの中の、てっきりお亡くなりになったかと思えたポコタの父親ですら生存……
って、これは蛇足ですが(笑)
…それはともかく。

こうした観点から見ても、いかに話が進んでいないかがわかります(爆)

それと、総括感想(2)でも書いた事ですが…
3話では、原作と比べてキメラの設定が変更されるなど、話も絵も、やたら「ぬるい」印象になっていました。
そして、11話のザナッファーの殺戮描写全面省略。
さらに、13話で、大量殺人に等しい罪を犯したREVO版デュクリスが無罪放免となる事など…。
どれもこれも、あまりにも「ぬるい」のです。
…これらはさすがに、「テレ東規制」ではないと思います(笑)

原作本編やTRYと比べると、とくにそのように感じますが、11話の事例については、これによって緊迫感や危機感が全く損なわれてしまったと思いますし、13話の事例も、「スレイヤーズらしくない」と感じられてしまいました。あれほどの大罪を犯した者が無罪放免というのは、自分の記憶ではこれまでに一度もなかったと思うのですが…。
また、これらの事から、個人的には、「人の死ぬ描写を極力避けているのでは?」とすら思えたのですが、ギャグ回ならともかく、本筋の話でこれは違和感があまりにも強すぎました。


1-4.敵側キャラの描写の薄さと三流化志向
●敵側キャラの描写の薄さ
言うまでもなく、REVO版デュクリスの事です。
デュクリスは、容姿以外原作とは完全に別人となり果てたばかりか、その行動原理が理解しがたいものだったうえ、そうした思考・行動に至った経緯がろくに描かれないなど、キャラ描写が極めて薄いものに留まり、よほど視聴者側で深い考察や想像をしないかぎり、全く理解のできないキャラだったと思います。
しかし、そのようにしても、魅力のあるキャラには成り得なかったのですが。
そうした、理解不能で魅力の感じられないキャラが最終話で重要な役割を演じる事になりましたが、率直に言ってしまえば、「最後までデュクリスに振り回されて、なにがなんだか、さっぱりわけがわからなかった」というのが正直なところです。
ついでに、知り合いいわく、
「あれ(デュクリス)はもう、わけわかんないから」
…敵側の最重要キャラがこんな風に思われてしまうようでは、どう考えても駄目でしょう…。
これは、話の面白さという点からしても、大きなマイナスだったと思います。
個人的に、REVOLUTIONのストーリーには、旧作と違って全然引きこまれなかったのですが、デュクリスというキャラの問題も、大きく影響していたように思います。

●敵キャラの三流化志向
デュクリス、ズーマ、それにザナッファーの事です。
とくにズーマは、原作の冷徹な暗殺者っぷりはどこへやら、無駄にしゃべるわ、セリフは魔族っぽいは、言っている事とやっている事が違うは、暗殺者としてはどう見ても三流にしか見えない有様に成り果てていました。そのうえ、とどめに最終話最後のあれですから…。
あれは「ギャグにしか見えない」という意見が大勢を占めているように感じるのですが、あれの本当の狙いはどこにあったのでしょうか?(笑)
あのズーマを見て、「来期が楽しみ♪」という感覚が強まる人は滅多にいないのでは、と思うのですが…。

ザナッファーについては、無駄口が多いだけならまだ許容できたのですが、想像だにしなかった誇大妄想炸裂には心底呆れ果て、13話の初見で熱くなれなかった理由の一因となりました。
(13話感想(3)などで色々書きましたが)

これらの三流化志向のせいで、原作ファンとしては違和感が強すぎて、素直に話を楽しめないという事になりましたし、ここで挙げたどのキャラも安っぽい、薄っぺらい印象が強まってしまったように思います。


1-5.不必要と思える原作からの設定の改変
上の項目と深く関連する部分ですが。
設定の改変が目立ったのは、デュクリス、ズーマ、ザナッファーですが、ここではデュクリスとズーマについてに触れていきます。
(ワイザーについても個人的には気になりましたが、それはTV版のメインキャラと同じような改変とも考えられますので、ここでは触れないでおきます)

デュクリスは容姿以外、原作とは完全に別人に改変され、ズーマも三流化が激しく、やはり原作とは容姿以外、同一人物とは思えないものでしたが、そのような改変させてまで登場させる意味はあったのでしょうか?
この二人と同じ容姿のキャラが登場すれば、たとえ性格が別人であっても、ファンは喜ぶとでも思っていたのでしょうか?
……自分としては、確実に否だと思います。

おそらく、この二人を登場させたのは、人気獲得のための方策の一つだったのだろうとは思います。実際、自分もOPでこの二人が登場しているのを見て喜びましたし、彼らがどのような役割を演じる事になるのか、期待が膨らんだものです。
しかし、実際に登場してきたのは……
原作デュクリスと同じ名前と容姿を持った完全な別人、しかも描写が薄すぎて通常なら理解不能に思えてしまうキャラと、とても超一流の暗殺者には見えない、無駄口の多いズーマという名のキャラでした。

話が脱線しますが…
キャラを好きになるという事には、色々なパターンがあるとは思いますが、個人的には、最も重要なのは性格だと思っています。
逆に言えば自分の場合、外見だけが好みのキャラは、「好きなキャラ」には分類されません。
(そうしたキャラは、他作品に何人かいますが、それらは「外見(だけ)は好き」という分類をして、性格も含めて好きなキャラとは完全に分けて考えています)
このような考え方が普遍的なものかは怪しいですが(笑)、スレイヤーズという作品は原作が小説ですから、文章で多く描かれる部分……すなわち、性格という部分の占める重要性が、より大きいのではないかと思います。
(ちなみに自分の場合、別格に好きなキャラのリナですら、性格のほうから徐々に気に入っていきました)

しかし、REVOLUTIONのデュクリスは、その原作において魅力を感じた「性格」の部分が抹消されてしまいました。
自分は、このデュクリスという名のキャラを見て、残念に思いながらも「原作とは完全に別人」と割り切る事ができましたが、原作デュクリスへの思い入れが深い方にとっては、そのような割り切りは不可能に近いのでは、とも思えてしまいます。
デュクリスからは離れますが…
自分の場合、リナについて、「原作とTV版は違う」という認識をいちおう持っていたつもりでしたが、4話で別人となり果てたリナを見て、それまでに感じた事のない怒りと悲しみに支配されました(爆)
これを、「完全に原作とは別人」と割り切る事など絶対にできないですから、結局、4話については2度と見ない事にして、自分の中で「なかった事にする」以外の対応策は見出せませんでした。
自分にとって、4話は見るのが辛いものでしかありませんでしたから、もし、4話のようなリナの描写が3回くらい続いたら、「切る」という選択肢のないはずの自分ですら、切るほかなくなっていた可能性があります。
…そうした経験もありましたし、元々、とくに原作のデュクリスにはかなり好感を持っていましたから、デュクリスやズーマへの思い入れの深い方の気持ちも、全部とはいかないまでも、多少なりとも理解できるつもりです。

…要は、容姿と名前以外を別人にするくらいなら、初めから登場させないほうが断然よかったと、個人的には強く思う次第です。
デュクリスをあのような形で登場させたのは、完全に失敗だったと思っています。
あれではファンを喜ばせるどころか、残念に思わせるか、悲しませる結果にしかならなかった……そう思えてなりません。
また、そのような域にまで至らなかったとしても、原作からの改変が激しい場合、強い違和感というものは避けられず、話を楽しむ上での支障になる事はあり得ると思います。
自分の場合、とくに7話のズーマと、13話のザナッファーから強い違和感が感じられてしまい、かなり興が削がれたものです…。
総括感想(2)の追記分などでも触れましたが)

 ○デュクリスの代わりに、全く別のオリジナルキャラを登場させる
 ○ズーマはなるべく原作通りで登場させる
REVOLUTIONをやるうえで、これで何の問題もなかったと思いますが、なぜそのようにしなかったのか、非常に疑問です…。

ズーマについては、まだ来期での出番がありますが、デュクリスほどには改変せずに済ませてもらいたいと願わずにはいられません。


1-6.話最優先の強引な脚本、乱用されたご都合主義
「無理を通して設定を曲げる」といった事がまかり通った事も、REVOLUTIONの特徴でした(爆)
代表例は、言うまでもなく、4話と8話ですが…
4話は、アメリア・ポコタVSリナ・ガウリイをやらせるために、リナの性格を改ざん。
8話は、空を飛んで砦の上空を通過できるor竜破斬で砦を吹っ飛ばせるのに、そうした事を無視して、リナたちを砦の中に入らせた……と。
話のために、キャラの性格や行動という、最も変えてはならないと思える部分を捻じ曲げる事をどうしてできるのか、非常に不思議でなりません。

また、とくに13話で目立ったご都合主義の乱用、7・10・13話に見られた唐突な展開なども、目に余るものがありました。
「13話で目立ったご都合主義の乱用」は主に…
 ○デュクリスがザナッファー化しなかった事
 ○そのデュクリスが、リナたちに協力してザナッファーに斬りかかった事
 ○ガウリイの光の剣のエネルギー切れ→根性で復活
また、「唐突な展開」は…
 ○7話のズーマ戦で、経過が描かれることなくガウリイが突然ピンチに
 ○10話のズーマ戦で、経過が描かれることなくアメリア・ゼルが突然ピンチに
 ○(上と重複)13話でデュクリスが、ザナッファーに斬りかかった事

…いずれも、説得力を感じない、あまりにも安易な展開に思えます。
個人的にこれまでのスレイヤーズは、ご都合主義が少なく、予想外の展開をしながら説得力もあるというあたりにも強く魅力を感じていたのですが、REVOLUTIONは残念ながら、それとは正反対のものとなってしまいました。


1-7.緊迫感に欠ける戦闘
これについては、総括感想(2)や、13話感想(4)で詳しく触れていますが…
どうも、REVOLUTIONの戦闘は、9話以降は「生きるか死ぬかの戦闘」のはずなのに、イマイチ緊張感に欠けていましたし、戦闘としての面白みもあまりなかったように思います。
とくに、無印終盤やNEXT後半、TRYのシリアス戦闘と比較すると、かなり劣るような気がします。
(テレ東規制の影響もあるのかもしれませんが、それよりも戦闘描写自体が劣るのではないかと)
ただ、7・10・12・13話の、盛り上がりの部分における「熱さ」や爽快感についてはかなりよかったと思いますし、戦闘時のキャラの動き方も、12・13話ではそれ以前よりもかなり向上したように感じられましたので、前記した欠点で損をしているのは惜しい気がします。


この項目の総括
ここまでに記してきた事が何重にも重なったことで、話の面白みを大きく損なう事になりました。
結局の所、旧作におけるスレイヤーズの魅力を自ら放棄してしまったとも思えますから、これで面白いものになるわけもありません。
率直に言ってしまえば、子供だましの作りとすら感じられ、これまでのスレイヤーズの中で、断トツに対象年齢が低いものになってしまった事は間違いないと思います。
これでは、あまり細かいことを気にしないで(設定の矛盾などには目をつぶって)、おおざっぱな流れを楽しむか、部分的にいいと思える場面を中心に楽しむ、というような限られた楽しみ方しかできず、旧作のような、ストーリー全体を楽しむ事や、ストーリーなどを深く掘り下げて楽しむ事はかなり困難なものになってしまったように思います。


1-8.根本的なストーリーへの疑問
ここまで、「ストーリーが面白みに欠ける」ことになった様々な理由について触れてきましたが、もうひとつ、大きな要素があると思っています。
ただ、それについては、総括感想(4)で掲載予定の、「4.REVOLUTIONの方向性への疑問」と共に書くことにします。
(その関係で掲載順を「この項目の総括」の後にしています)




■2.世界観その他の説明の不足
 (初見の方や、原作を知らない方向けの説明が不足)
REVOLUTIONでは、スレイヤーズの世界観や、この世界特有の言葉についての説明が全くといっていいほどなされていない事が初期の話の時点からずっと気になっていましが、てっきり、REVOLUTIONは、主に旧作時代からのファン向けだから、いちいち説明してなかったのかな…と思っていました。
旧作と同じキャスト・スタッフの起用や、1・2話の構成は、それを象徴していると思えましたし。
しかし、実際には、新規ファンの獲得も狙っていたとの事でした。
…しかし、そうだとしたら、あまりにも新規の方向けの説明が不足していたのではないでしょうか?
スレイヤーズの世界観や、この世界特有の言葉についての説明は、スレイヤーズの魅力を伝える上でも必須のことだったと思いますし。

DVD1巻のブックレットで、スレイヤーズの世界について、『遥か太古の昔から、神と魔の戦いが続く世界』との事が書かれていましたが、肝心の話の中では、そのような説明は一切ありませんでした。
そして、スレイヤーズの世界を知る上で必須とも言える言葉の「魔族」に関する説明も10話まで一切されず、そればかりか、「魔族」や「空間を渡る」といった言葉の使用を避けていた印象すらありました。
ところが、11話になって唐突に「魔族」という言葉が使用され、ゼロスが魔族であるということも明らかにされましたが、魔族がどのような存在なのか、という事には触れずじまいでした。
(もっとも、この場面ではそれの説明をしようがなかったとは思いますが)
また、その前の回の10話では、「金色の魔王」(ロード・オブ・ナイトメア)という言葉が、そして5話では「ルビーアイ」(赤眼の魔王)という言葉が、何の説明もなしに使用されています。
…言い方が、カタカナ名と漢字名で統一されていないことはともかく…(笑)
新規の方には、これらの単語は完全に意味不明だったと思います。
…これはもう、説明不足以外の何者でもでもないと思いますが、
「世界観の説明なしじゃあ、神滅斬(ラグナ・ブレード)がどれだけ強力な術なのか、なぜそれほどまでに強力なのか、そしてそれを使えるリナの凄さというものが、初見の人には全然伝わらないな…」と、以前から心配?していたのですが、結局その心配が的中してしまいました…。

また、ゼロスやズーマがたびたび見せている、「空間を渡る」描写についても一切言及がないですが、10話を見る限り、どちらかと言えば人間と思えるズーマが空間を渡っていますから、もはや触れるに触れられなくなってしまったのかもしれません。
しかしこれでは、新規の方にとって、「敵キャラは瞬間移動できるのが当たり前」とか思われてるでしょうね…orz

スレイヤーズの世界観の全てを説明しろなどとは、とても要求できませんが、せめて、スレイヤーズ世界が、神族と魔族の対立する世界であることや、魔族についての説明くらいは欲しかったと思わずにはいられません。それを行えるだけの時間は、十分にあったのですから。
5話と8話で高位魔族のゼロスが登場していますが、その場にはゼロスについての知識のないポコタがいたのですから、魔族についての説明をするにはちょうど良かったのではないかと。
ポコタは竜破斬(ドラグ・スレイブ)を使用できることもあって、ある程度魔族の知識はあるでしょうから(普通に考えればそのはずです)、確認の会話に近い形で、視聴者に説明するようになるでしょうけど。
5話(または8話)の尺の問題でそれができなかったというのなら、4・6話のいずれかをそれに割いても、何の問題もなかったはずです。これらの話の必要性は全くと言っていいほどなかったのですから。
(これらの話が面白いか、そうでなかったかというのは個人差があるでしょうけど、REVOLUTIONのストーリー上必要な回だったかと言われれば、確実に否です)

余談ですが、ポコタというキャラは、リナたちの事を知らない=新規の視聴者と同じ目線のキャラということで、そのような説明をさせるのにちょうどいいキャラだったと思えますから、てっきり、そうした意図もあって作られたキャラだと思っていたのですが、その利点は結局活かされませんでした。

…というわけで。
初見の方がスレイヤーズに入門する上で重要な情報を提供もせず、必要のない回を何度もやっておきながら、本当に新規ファンの獲得を狙う気があったのかと。
新規ファンの獲得のために、ギャグ回を多くしたというのは、多少は理解できる部分もあります。
ただ、それよりも重要な事があったのではないかと思えてなりません。




■3.音楽の不適切な使用法/新曲の欠如
これについては、REVOLUTION 第13話 「Misty 振り下ろされる刃!」 感想(1) 初見における印象などでもかなり書いていますので、さらに書き加える必要性は少ないのですが、少しだけ触れておきます。

REVOLUTIONには、音楽(BGM)の持つ力と重要性を思い知らされました。
…いい意味よりも、むしろ悪い意味のほうが圧倒的でしたが(爆)


正直に言って、自分はREVOLUTION開始の当初、スレイヤーズの音楽への思い入れが特別深いという自覚はあまりありませんでした(忘れていた、とも言えますがw)。
しかし、7話のズーマ戦後半で、NEXTの「とめられない想い」(NEXT最終話で、ガウリイが「金色の魔王」に乗っ取られたリナを追いかけるときにかかった曲)が使われ、「この曲の使用はちょっと大げさすぎるかな?」とは思いつつも、ものすごく好きな曲を約11年ぶりに聴いた事もあり、どうしようもなく熱い気持になってしまって、長年封印されていたNEXTのサントラを引っ張り出し、さらにはそれの感想のようなものまで書くという始末になりました(笑)
…ここで、自分の中の音楽面のスイッチが投入されてしまったのですが、それ以降、シリアス展開が多くなった事もあいまって、以前から少し気になっていたREVOLUTIONの音楽の使用法に強い疑問を抱く事になっていきました。

旧作、とくにNEXT以降は、質・量共に非常に充実していたと思える音楽ですが、それとは対称的に、REVOLUTIONでは新曲がほとんど作られなかったのが不思議でなりません。
(予算の問題、もしくは、旧作でCD計7枚分の曲があるから、それの使いまわしで十分と思ってケチったか、そのどちらかだとは思いますけど)
しかし、新曲が無くても旧作並の使い方ができていれば、まだ「新曲が無くて残念だった」という程度で済んでいたと思うのですが、実際の使用法は、もう見ていて頭を抱えずにはいられなくなるほどのものでした…orz
個別の事例は、これまでに何度も書いてきましたので省略しますが…
旧作で、使用場面が完全に限定されていた曲(専用曲)を何度も使うものだから、そのたびに、画面に映っているものとは全く違う映像が脳裏に蘇ってしまうというのは、かなり考えもののような気がします。
汎用曲や、専用曲の中でも汎用性の高いものを使いまわす事は全然構わないのですが、明らかに用途の限定されている曲を、全く別の用途で使用してしまうのは、いかがなものかと…。
そして13話は、それが行きつく所まで行きついてしまったように思います。REVOLUTIONを見てるはずなのに、TRYかNEXTを見ているような気すらしてくるというのは、さすがに問題ありすぎです(爆)

これまでも何度も書いてきたことですが……
とにかく、音楽については、旧作での使用場面を考慮して選曲してほしいと思います。
また、REVOLUTIONの終盤で、旧作終盤の曲を乱用してしまいましたので、来期の終盤は新曲がない限り打つ手がないように思えますから、今度こそ新曲を用意して欲しいと、切に願います。


…ところで、来期について一つ言える事があるような気がしています。
「来期が期待できるものになるかどうかは、第1話である程度判断できる」
…個人的に、そう思っています。
そして、それは…
第1話で、リナが竜破斬(ドラグ・スレイブ)を使用するか否か。
そして、そこで旧作と同じ呪文詠唱曲が使用されるか否か、という点で判断できると思います。

これが実現すれば、制作側にファンの声が届いているとも思え、以後の展開にも期待がもてますが、この通りにならなければ……来期もREVOLUTION水準に留まる可能性が濃厚と悟る必要が生じます。
…まぁ、竜破斬使用については大丈夫だと思いますが、音楽についてはあまり期待しないでいたほうが、精神衛生上よさそうですけど(爆)




…もし、これを読まれた方がおられましたら、大変お疲れ様でした(汗)

もう、書いても書いても終わらない事もあり、「なぜ自分はこれを書くのか?」「これを書く事にどんな意味があるのか?」などという、ミョ~な心理状態になってしまいましたが、これで総括感想の8割くらいは掲載できたと思います(笑)
…ただ、これって、「総括感想」と呼べるのか?という疑問は大いにありますけど(爆)

ともあれ、恐らくあと1回で仕上がると思いますし、何としても12月中には書き終えます。
個人的には、今回はマイナス意見ばかりながら、わりと冷静に書けたと思っているのですが(あくまで自分的にですけど)、次回は感情論が入りまくると思います(汗)

しかし……この総括感想の終わり方は難しいところです。
これだけ長く書いておいて、暗黒面に堕ちたまま終了というのはビミョーですしw


この記事の続きはこちら↓です。
●スレイヤーズREVOLUTION 総括感想(4) 問題点その2/ゆくれぼ くるえぼ
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://linadonohahamaro.blog17.fc2.com/tb.php/79-e6557b6b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。